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ブロードサイド・フォアとブラザース・フォア―1960年代のフォークソング・ブームの火付け役

ギター1

ブロードサイド・フォアとブラザース・フォア―1960年代のフォークソング・ブームの火付け役

                       代表取締役 河内信幸

 最近、ブラザース・フォアのヒット曲を収録したCDを購入しました。ブラザース・フォアは、1957年にワシントン州シアトルで結成されたアメリカのフォークソング・グループ(ワシントン大学の学生4人組)で、1960年のヒット曲「グリーンフィールズ」 (Greenfields) などで知られています。私は、1960年代末に大学に入学しましたが、暗い高校受験の頃からブラザース・フォアの曲が心の灯でした。

§ブラザース・フォア§
 1960年1月の「グリーンフィールズ」は、ブラザース・フォアにとって2枚目のシングル盤でしたが、ポップ・チャートの2位まで上昇し、年末に出たデビュー・アルバムの「Brothers Four」はトップ20に入りました。ジョン・ウェイン主演の映画『アラモ』(1960年)には、ブラザース・フォアの「遥かなるアラモ」(The Green Leaves of Summer)が使われ、アカデミー歌曲賞の候補のひとつとなり、これを収録した3枚目のアルバム「魅力のグループ」(BMOC/Best Music On/Off Campus)は、ポップ・チャートのトップ10入りを果たしました。 
 こうして、ブラザース・フォアはピーター・ポール&マリーとともに、1960年代前半のフォーク・シーンの人気グループとなり、フォーク・ブームをメジャーにすることに貢献しました。しかし、1960年代半ばに、イギリスのロックやポップ・ミュージックをはじめとする英国音楽がアメリカを席巻し、「カウンター・ミュージック」が盛んになると、ブラザース・フォア初期の成功は終焉を迎えることになりました。それでも、日本ではとりわけ高い人気を保ち、何度も来日公演が行われています。

§ブロードサイド・フォア§
 アメリカの影響を受けて、日本でもフォークソング・ブームが起きました。そのなかで、私が最も印象深いのがブロードサイド・フォアです。ブロードサイド・フォーは、黒澤明の息子の黒澤久雄が結成したフォーク・グループで、1966年9月にビクターからリリースした「若者たち」が大ヒットしました。
 しかも、1966年にフジテレビで連続ドラマの『若者たち』が放映され、小学校教師の両親を相次いで亡くした5人の子どもたちが登場し、友情や恋愛などを繰り返しながら逞しく生きる葛藤を描いた、当時としては新鮮な青春ドラマの代表格となりました。このドラマの主題歌となった「若者たち」は、視聴率の上昇とともに多くの若者たちに歌われ、私も何度も口ずさみました。その歌詞には、次のようなフレーズがあります。

「君の行く道は はてしなく遠い 
 だのに なぜ 歯を食いしばり 
 君はいくのか そんなにしてまで」
(作詞:藤田敏雄)

                        (2026年8月3日)

ブロードサイド・フォアとブラザース・フォア―1960年代のフォークソング・ブームの火付け役

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